インタビュー｜2021年5月～9月

“二枚目”という表現が似合う日向野さん、一度芸能界を離れた経験があるからでしょうか、ファンが応援してくださることへのありがたさと感謝を実感を込めて語られていた真摯な姿勢が印象的です。

仲の良いお2人、撮影中もお互いの服に突っ込みを入れたり楽しいポーズを取りながらと楽しく過ごしました。厳しいコロナ禍においても、集中した稽古時間や映像の進歩など、新しく良い体制ができてきたこともお聞きできました。

スタッフの皆さんからも「フッキーさん」と呼ばれていたずっと姿勢の良い藤原さんと、腰が低く丁寧な東さん。私の質問が上手ではなかったために、藤原さんが具体例を出し噛み砕いて東さんに問いかけてくださったりと、人間力を感じました。

Aグループ　岩永徹也さん・平井雄基さん・末原拓馬さん・縣豪紀さん

Bグループ　五十嵐拓人さん・石川竜太郎さん・吉田知央さん・鷲尾修斗さん・鈴木翔音さん

Cグループ　塩澤英真さん・須賀京介さん・千葉瑞己さん・植田慎一郎さん・鈴木遥太さん

3グループに分けてのインタビューとなりました。1人に1問ずつの時間しか取れなかったため、劇団を持たれていて脚本・演出もされる末原拓馬さんには、（その目線から人をどう見ているのか）キャストの印象について、というように「この人には絶対にこれを聞きたい」という質問を考えてお答えいただきました。グループごとの特色が出ていて、３グループともまったく違う雰囲気になったインタビューです。

インタビューの時間直前まで、事前に出していた質問案にしっかりと目を通し、ペンで丁寧にメモを書き込んで質問に答えようとされていた真面目な姿勢が強く印象に残っています。穏やかで話しやすく、やわらかい雰囲気の方でした。

ハードな脚本でハードなキャラクターを演じられるにあたり、役作りをどうするかについて重点的にお聞きしました。そんな中、雨にまつわるエピソードでは明るく、友達の雨男ならぬ大嵐男の方のお話をしていただき、楽しい時間となりました。

落語のお話の他、演劇論や色々なことをお聞きできた貴重なインタビューでした。どこをカットするのももったいなく、２記事にして余すところなく書かせてくださいと頼みこみました。ロングインタビューとして前後編で書かせていただき、大変ありがたかったです。

深淵の底にまた深淵がある…というような舞台構造で、磯貝さんの頭の中はどうなっているのだろう？ とさらに不思議になるインタビューでした。短時間で３人にお聞きするというハードなインタビュースケジュールでした。